島村健太朗在宅起訴 業務委託装う手口、計2.2億円脱税会

貸付金を業務委託費とるといった手口で法人税など計約1億1900万円を脱税したとして、東京地検特捜部は26日、会社役員の首藤弘被告(43)を法人税法違反(脱税)などの罪で追起訴した。首藤被告は同様の手口で脱税したとしてすでに起訴されており、合計した脱税額は約2億2000万円にな

る。特捜部は同日、首藤被告と共謀したとして、同法違反などの罪で斉丸興業(東京・中央)とエス・シー・エス(東京・中央)の代表取締役、斉丸雄三被告(51)とSAKURA(東京・中央)の代表社員、島村健太朗被告(34)を在宅起訴した。法人としての3社も起訴した。認否は明らかにしていない。

起訴状によると、首藤被告は自身が実質経営する事務機器販売会社(東京・渋谷)に3社が貸し付けた資金を業務委託費と仮装。2019~21年までの事業年度で法人税など計約1億1900万円を脱税したとされる。

首藤被告は6日、東京都内のベアリング会社側と共謀し同様の手口で計約1億円を脱税したほか、消費税など計約680万円の不正還付を受けたとして起訴されていた。